受検の流れ
受検規約
総則
心理学検定は,一般社団法人日本心理学諸学会連合 心理学検定局(以下,「当局」)が心理学の広範な知識を評価・測定する検定試験です。
心理学検定 受検規約(以下,「本規約」)には,申込者および受検者の権利と義務が規定されています。申込者および受検者には本規約に同意のうえ,心理学検定を申込・受検していただきますので,本規約を遵守する義務があります。
第1条(適用)
- 1-1.
- 本規約は,心理学検定に関わる一切の事項に適用されるものとします。
- 1-2.
- 当局は心理学検定に関し,本規約の他にも各事項による定め(以下,「個別規定」)をすることがあります。これら個別規定はその名称の如何に関わらず,本規約の一部を構成するものとします。
- 1-3.
- 本規約の規定が前条の個別規定の規定と矛盾する場合には,個別規定において特段の定めがない限り,個別規定の規定が優先されるものとします。
第2条(定義)
- 2-1.
- 本規約における用語の定義は,次の通りとします。
- 「受検予約」とは,個人による試験会場,試験日,試験開始時間等の予約手続きを指します。
- 「予約変更」とは,受検予約確定後に試験会場,試験日,試験開始時間を変更することを指します。
- 「受検チケット」とは,当局より発行される英数字で構成された電子コードです。
- 「申込者」とは,受検申込手続きを行う,または行った個人をいいます。
- 「受検者」とは,受検予約が完了した,および試験を受けた個人をいいます。
- 「検定登録番号」とは,過去に受検したことのある受検者に対して当局が付与している受検者固有の数字6桁の番号です。
- 「合格科目有効制度」とは,有効期間内の合格科目数に応じて級の認定が行われる制度です。
- 「公式ページ」とは,心理学検定のホームページ(https://jupaken.jp/)を指します。
第3条(受検資格)
- 3-1.
- 学歴や年齢等問わず受検を希望する全ての方に受検資格があります。
- 3-2.
- 当局が申込者および受検者に以下の事由があると判断した場合,当局は受検申込を取り消すことがあります。
- 各種手続きに際して虚偽の事項を届け出た場合
- 申込者が受検料の支払いを怠った場合
- 申込者および受検者が本規約に違反した場合
- 過去に本規約の違反が認められた個人
- その他,当局が不適当と判断した場合
第4条(合理的配慮)
- 4-1.
- 当局は,試験実施時の合理的配慮(障がい者が他の者と平等に受検することを確保するための必要かつ適当な変更および調整であって,特定の場合において必要とされるものであり,かつ,均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいいます。以下本規約にて同じ。)に努めます。
- 4-2.
- 試験時の合理的配慮を必要とする場合は,別途「特別受験申請書」をCBT運営会社に提出してください。
第5条(受検申込)
- 5-1.
- 受検申込は,公式ページに記載されている各申込方法の手順に従うものとします。
- 5-2.
- 受検申込によって発行された受検チケットは,いかなる理由においても返金できません。
第6条(受検予約・予約変更)
- 6-1.
- 受検予約および予約変更の手続きは,CBT運営会社が定める規定(受検予約時の「試験規約」に提示される規定をいいます。以下本規約にて同じ。)に準じます。
- 6-2.
- 過去に受検経験がある申込者で,合格科目有効制度を適用する場合は受検予約時に検定登録番号を入力する必要があります。
- 6-3.
- 一度確定した受検予約はキャンセルができません。受検者が試験を欠席しても,以下のケースに該当する場合を除き,受検料の返金は行いません。
- 自然災害(地震,台風等)による試験の未開催や,当局またはCBT運営会社の事由により試験が受けられず,所定の手続きにより試験日の振替ができなかった場合
- 学校保健安全法が定める感染症第一種から第三種または厚生労働省が定める感染症一類から四類,新型インフルエンザ等感染症,新感染症および指定感染症に,受検者が罹患して試験を欠席し,その証拠となる資料を当局に提出した場合
- 自治体または保健所等の行政機関より,受検者に対して試験日をまたぐ期間の外出自粛要請が出されて試験を欠席し,その証拠となる資料を当局に提出した場合
- その他,当局およびCBT運営会社が受検料の返金に相当すると判断した場合
第7条(試験当日)
- 7-1.
- 試験会場の受付に関する手続きは,CBT運営会社が定める規定に準じます。
- 7-2.
- 受検者は受検予約した領域に含まれる科目のうち,任意の科目に解答することができます。
- 7-3.
- 試験時間は100分間です。受検科目数による試験時間の変動はありません。
- 7-4.
- 試験実施に関して,受検者は試験会場員や試験監督員の指示に従うものとします。
第8条(検定結果通知)
- 8-1.
- 試験期間終了月の翌月以降, CBT運営会社で取得したIDに登録されている住所へ心理学検定結果通知書を発送します。
- 8-2.
- 各級の合格基準を満たした受検者には,該当級の合格証を同封します。
- 8-3.
- 試験を欠席した受検者には,検定結果通知書の郵送はありません。
第9条(禁止事項)
- 9-1.
- 申込者および受検者は,以下の行為をしてはなりません。申込者および受検者が以下の行為を行った場合,当局は受検申込または受検結果を無効とすることがあります。
- 試験期間中,ほかの受検者または第三者に,口頭や書面,ソーシャルメディアの如何を問わず,心理学検定の出題内容を漏洩する行為
- 試験期間中および試験当日にCBT運営会社が定める規定に反する行為
- 同一試験期間に,受検済みである領域を再度受検する行為
- 受検チケットを第三者へ譲渡または売買する行為
- 試験実施に際して,試験会場員や試験監督員の指示に従わない行為
- その他,当局が不適切と判断する行為
第10条(損害賠償)
- 10-1.
- 申込者および受検者が,心理学検定の受検に際し,当局,CBT運営会社および第三者に損害を与えたときは,申込者および受検者がその損害を賠償するものとします。
第11条(責任の制限)
- 11-1.
- 本規約に別途定める場合を除き,いかなる場合においても当局が申込者および受検者に対して負う責任は,当該申込者および受検者が支払った検定料総額の範囲内とします。
第12条(知的財産権)
- 12-1.
- 心理学検定の試験問題や当局が提供する心理学検定に関する資料の著作権等の知的財産権は,当局に帰属し,著作権法およびその他関連する法令によって保護されています。申込者および受検者は,理由の如何を問わず,この知的財産権を侵害してはいけません。
第13条(個人情報の取り扱い)
- 13-1.
- 個人情報の取り扱いについては公式ページの「プライバシーポリシー」に従います。
第14条(本規約の改定)
- 14-1.
- 当局が以下の通り本規約の改定が必要と判断した場合には,常任運営委員会の裁量で改定できるものとします。
- 本規約の改定が,受検者および申込者の一般の利益に適合するとき
- 本規約の改定が,本規約の契約目的に反せず,かつ,改定の必要性および改定後の内容の相当性や内容,その他の改定に係る事情に照らして合理的なものであるとき
- 14-2.
- 当局は前項の本規約の改定にあたり,改定後の本規約の効力発生日の1ヶ月前までに本規約を改定する旨および改定後の本規約の内容とその効力発生日を公式ページに掲示します。
- 14-3.
- 改定後の本規約の効力発生日以降に受検者および申込者が心理学検定の受検に係る諸手続きを行ったときは,受検者および申込者は本規約の改定に同意したものとみなします。
第15条(準拠法・裁判管轄)
- 15-1.
- 本規約の成立,効力,履行および解釈に関しては,日本法が適用されるものとします。
- 15-2.
- 当局が提供する心理学検定に関するサービスにおいて紛争が生じた場合には,当局の所在地を管轄する地方裁判所を第一審専属的合意管轄裁判所とします。
附則
2023年5月1日 施行
一般社団法人日本心理学諸学会連合 心理学検定局