勉強法

合格体験記

美好 莉奈 さん
(帝塚山大学心理学部)

私は大学1年生の時に、大学で実施されていた「心理学検定対策」の授業をきっかけに、はじめて心理学検定を受検しました。結果は1科目の合格でした。

帝塚山大学では2年生時に全員受検することになっており、2020年の8月に受検するはずでしたが、コロナ禍によって中止となり受検することができませんでした。そのため、3年生で2回目の受検となり、「とりあえず、やるしかない!」という気持ちでした。

私の勉強法は、①「問題集を空き時間に解くこと」、②「一問一答問題集を常にカバンに入れて、通学時間に読みまくること」でした。大学の空きコマで問題集を1科目だけ解いたり、気になる所だけ解いたりすると、効率よく学べました。また、一問一答問題集は基礎固めに役立ちました。1年生の時に受検して感じたのが、まずは基礎をやらないといけないということです。基礎が分かっていないと、簡単な問題でも選択肢を絞れないので、時間のロスになります。今回の受検では2級獲得を目標としていましたが、結果的には8科目に合格し1級を取得できたので、とても嬉しかったです。

今回からCBT受検となりましたが、①「集中力を保つ」、②「体調管理に気をつける」という2つが合格への鍵になると感じました。特に2つ目については、試験会場の大きさによって空調環境や状況も異なり、それに対応するためにも前日は十分な睡眠を取ることをお勧めします。

次回の受検では、残り2科目に合格して特一級を取得できるように頑張ります。

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篠田 龍之助 さん
(千葉県スクールカウンセラー/臨床心理士/公認心理師)

心理学検定を受検することになったきっかけは、「公認心理師」を取得したことで新しい目標が欲しくなったことです。学生時代にも、心理学検定を受検しましたが、その時は勉強法も心理学もよくわかっていない未熟者だったので結果見事に惨敗。そこから資格取得まで忘れていましたが、今回改めて受験しようと思い立ちました。

資格取得の勉強をしていたため、A領域に関しては学んだものばかりでした。しかし、中には忘れてしまっていることや新たに触れる用語や人物があり、とても新鮮でかつ自分の研鑽に役立つものを吸収することができました。主に「公式問題集」を読み込みながら、新しいワードに出会ったら、その都度「基本キーワード集」や自分で調べながら進めていきました。勉強時間は記憶の定着を良くするために、なるべく寝る前にしました。

今回初めてのCBT試験ということで、マークシートをしないのには驚きました。コロナ禍で会場の手配など大変だったかと思いますが、CBT試験なら大学施設を使わず受検出来て、日程も幅広く予約することが出来るので、もっと普及してくれるといいなと感じました。次は、B領域を一発合格して、「特1級」を取得したいと思います。

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石本 莉穂 さん
(西南学院大学人間科学部心理学科)

今回が初受検でしたが、現在までにどのくらいの知識が身についているかを試したいと思ったことがきっかけでした。まずは基礎心理学から始めようとA領域を選択し、無事2級を取得することができました。

まず「公式問題集」の過去問と模擬問題をひととおり解き、分からなかった問題、間違った問題については解説や教科書を読んだり調べたりしながら、自分だけのまとめノートを作成しました。そして受検前にはそのまとめノートを繰り返し見直すことで、受検への不安な気持ちを落ち着かせました。勉強する上で特に意識したことは、「なんとなく」で正解した問題についてもしっかりと理解することです。ここであやふやにせず、再度知識を整理し直したことで、問題の出され方が変わっても対応することができたと思います。

今回改めて基礎心理学から学び直したことで、忘れていた知識を定着させ、大学の授業では習わなかった新たな知識も得ることができました。そして、合格できたことで自信とモチベーションを高めることができたと感じています。来年は1級・特1級の取得を目指して、B領域の科目の勉強に励みたいと思います。

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足立 零生 さん
(東京工業大学大学院 物質理工学院応用化学系エネルギーコース)

私は、大学院で化学を専攻しています。大学院では、一つの専門だけでなく、異なる専門分野についても知見のある複合的な人材が求められます。そのため、元々興味のあった心理学について学ぶことにしました。心理学を学ぶうちに、せっかく学んだ知識を何か形として残したいと考え、心理学検定を受験しました。

勉強については、主に公式問題集を使用しましたが、大学の研究が忙しく、何もできない期間もありました。しかし、今回1級に合格することができました。それは、勉強会を主催していたからだと思います。オープンチャットで有志を募り、心理学について学んだことを、毎週末Zoomで報告し合います。私が発表できない日があっても、他の人の発表を聞くことで自然と心理学について学ぶことができました。

今後も勉強会を続けていき、来年には特1級取得を目指します。勉強会については、LINEのオープンチャットにて「心理学検定がんばろうの会」と検索していただければ、誰でも参加できますので、お待ちしています!

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松下 ひかる さん
(看護師)

普段は常勤の看護師として働いています。専門は精神看護で、日々患者さんと向き合っています。もちろん看護の勉強として心理・社会的な学習もしてきましたが、心理学の学習が必要不可欠だと考え、心理学検定の受験を決めました。結果は1級合格。B領域で1つだけ落としてしまいました。

勉強を始めたのは6月の末ごろでした。仕事のスケジュール・勉強の負担を考え、1ヶ月の受験可能期間のうち、上旬にA領域、下旬にB領域を申し込みました。A領域は公式の問題集とA領域の一問一答を自身がつくまで10周以上問題に取り組みました。

また、近現代の心理学史については予備知識がゼロだったのでネットの資料を用いて視覚的に覚えるようにしました。B領域では公式の基本用語集を購入し、問題集と合わせて勉強しました。まとまった勉強時間は取れませんでしたが、仕事終わりの1時間、休日の空いている時間を勉強に当てました。

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堀内 愛華 さん
(作家)

第14回心理学検定のA領域を受験し2級の合格をしました。

今回が初めての受験でしたが、元々心理学が好きだったのもあり普段から心理学の本などを読んでいました。受験するにあたり「心理学検定公式問題集」「心理学検定基本キーワード」「心理学検定[一問一答問題集]A領域編」を使用しながら独学していました。まずは「心理学検定基本キーワード」をよく熟読してから「心理学検定公式問題集」を解くことをお奨めします。内容をよく理解してから問題を解き、隙間時間に「心理学検定[一問一答問題集]」で暗記をすると効率が良いと思います。

初めは難しく感じるかもしれませんが、「継続は力なり」とも言います。途中で諦めなければきっと合格出来ます。私も次は1級の合格と特1級の取得を目指したいと思います。

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白江 一葉 さん
(川崎医療福祉大学 医療福祉学部 臨床心理学科)

2年生の夏ということで、一度ここで心理学の基礎的な知識を幅広く確認し直して、これまでに得た知識の復習と定着を目的に受検しました。

まずは基本キーワードを読んでノートにまとめていきました。必要に応じて大学の講義の資料や教科書を見直して、どこで習ったものか過去の知識と一致させるように心がけました。まとめ終わったら公式問題集を解いていき、解いたあとには必ず解説を見ながら作ったノートに書き込んでいきました。そのノートは常に持ち歩き、電車の待ち時間や空いた時間に何度も見返すようにし、覚えていきました。また、慣れないCBT試験なので事前に使い方を確認してから試験に挑みました。

受験を通して知識を定着させたために、大学の講義の内容が以前以上にスムーズに理解できるようになりました。来年の夏にはB分野を受験し、1級合格を目指します。今回学習に取り組むのが少し遅かったので、早めに取り組み始めようと思います。

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大塚 蒼人 さん
(放送大学教養学部教養学科/株式会社カウンセリングオフィス・ライフベター 代表取締役CEO)

私は現在、大学で心理学を学んでおり、公認心理師や臨床心理士の取得を目指して、修士課程を見据えています。その基礎として学部段階のカリキュラム修了と認定心理士取得を考えています。

心理学の入門として、諸学会連合が認定する心理学検定を受験することは大変に意義のあることだと思い受験しました。働きながら大学に通っており、社会経験を通して心理学について考える機会も多くあります。既に自分で会社を設立し、カウンセリング事業の基礎を整えています。社会に役立ち、人助けが出来ればと思っています。

学会としては、日本カウンセリング学会、日本社会心理学会、日本健康心理学会の3つに所属しており、諸先輩方の研究等を拝見して日々の研鑽に励んでいるところです。22年度には1級合格をめざしてよりいっそう勉強に励み、ゆくゆくは特1級に合格出来るように努力していきたいと思っています。心理学の奥深さ、社会的意義が広まることを願っています。

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山本 忠広 さん
(リハビリ特化型デイサービス機能訓練指導員/柔道整復師)

通所介護で機能訓練指導員(柔道整復師)として働いていた私は運動機能だけでなく食事や栄養面からのアドバイスがしたいと野菜ソムリエ、薬膳・漢方検定等の資格を取得していました。更に、いろんな問題を抱える利用者様の心理面も支援出来たら良いなと考えたのが心理学検定に挑戦しようと思ったのがきっかけです。

元々、学生の頃から心理学に興味があり心理学についての書籍をたくさん読んでいたので楽しく心理学検定の勉強に取り組む事が出来ました。1番苦労した科目は統計でした。数字に弱い私は心理学における統計だけではなく基礎の統計から勉強しました。テキストと過去問を繰り返し読み、一問一答を常に鞄に入れて持ち歩いていました。独学ですべての科目に合格し特一級を取得する事が出来ました。

CBT試験は初めての試みで、これからのあらゆる試験はこうなるのかと思いました。なんとなくイメージは出来ていたので、パソコン操作も簡単でスムーズに回答出来ました。

私は身体機能、心理面、食事・栄養面は密接に繋がっていると常日頃から考えています。特に心理面の支援からリハビリ、食事の意欲に繋げて行きたいと思っています。また職場の仲間とコミュニケーションを楽しんだり、プライベート(家庭)では妻や子供に良い環境を作って行きたいです。それが自分自身の心の安定になると思っています。

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来栖 里紫 さん
(学習塾経営)

63歳からボケ対策として種々の検定勉強を始めました。心理学検定のテキストを書店で見つけましたが、法学部出身のため、犯罪心理学以外はさっぱり分かりませんでした。

私の勉強法は、やさしいや得意な問題で50%を確実に正答できるようにしていました。その後、公式問題集を見返し、理解が進んでいない箇所を確実に暗記するようにしました。また、一問一答問題集もよく利用し、目次別に学習計画が立てていました。「忘れては、覚える」のくり返しでした。どうしても分からないものは丸暗記し、後から見返して理解できた時は喜んだものでした。毎日一歩ずつ、できるところから覚えるようにしました。

以前は県外の受検会場まで行かないと受検ができませんでしたが、CBT試験の導入されたことで、県内で受検できるようになったのは嬉しかったです。試験時のパソコン操作は簡単で、これといったトラブルはありませんでした。

私の目標は「80歳で100枚の一級合格証」というギネス世界記録です。日々の受検勉強は不愉快・苦しい時もありますが、暗記・理解が進むと楽しさも倍増します。その中で、心理学検定全科目合格を果たし、古希である70歳の誕生日という節目に特一級合格認定日となったのは何かの縁でしょう。

心理学の知識は、他の検定の勉強をするときにも根底から考えることができる良い潤滑油となっています。また、知人の相談に応えることができ、感謝されています。私の年齢で未知の分野を開拓できたのですから、是非みなさんにもチャレンジしてもらいたいです。

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